VHO-net ピアサポート        倫理ガイドライン 制定

VHO-net ピアサポート倫理ガイドライン 制定        (2020年10月1日)

ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会(VHO-net)は、誰もが生きやすい社会を目指して活動しています。
2015年にはVHO-netが考える『ピアサポート5か条』を発行し、ピアサポートのあり方についてまとめました。各団体のリーダーたちが、地域学習会等の場で議論を続けてくる中で、より社会から信頼されるピアサポートを確立するためには「ピアサポート倫理ガイドライン」が必要との意見がでてきました。このことを受けて「VHO-netピアサポート倫理ガイドライン」を下記のように策定しました。各団体のピアサポートの倫理規定を作る際に活用ください。
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             VHO-net ピアサポート倫理ガイドライン
ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会(VHO-net)は、誰もが生きやすい社会を目指して活動しています。2015年にはVHO-netが考える『ピアサポート5か条』を発行し、ピアサポートのあり方についてまとめました。各団体のリーダーたちが、地域学習会等の場で議論を続けてくる中で、より社会から信頼されるピアサポートを確立するためには「ピアサポート倫理ガイドライン」が必要との意見がでてきました。このことを受けて「VHO-netピアサポート倫理ガイドライン」を下記のように策定しました。各団体のピアサポートの倫理規定を作る際に活用ください。

                     記
1.目的
ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会(以下、VHO-netとする)では、ピアサポートが市民から信頼される社会資源になるよう、以下倫理ガイドラインを定める。
なお、本ガイドラインにおけるピアサポートとは、VHO-netに登録しているヘルスケア関連団体のメンバー(以下、「メンバー」とする)及び、その団体に所属する会員による相談活動や情報提供等を意味する。

2.基本的理念
ピアサポートにおいて、人間尊重を基本理念とし、互いの尊厳を大切にするとともに、その人らしく生きることを支えあう。
またメンバーは、ピアサポートの社会的信用を高めることを目指す。

3. プライバシー保護と個人情報の取り扱い
ピアサポート相談者(以下、「相談者」とする)のプライバシー保護を徹底する。個人情報を取り扱う場合は、個人情報保護法を遵守し、あらかじめ相談者の同意を得るとともに、得られた個人情報は漏えい防止も含めて、責任をもって管理する。

3-A.団体内での個人情報の共有
個人情報を団体内で共有する場合は、共有する人や担当部署の範囲と、取り扱う情報の内容を決めておく。関係機関、専門職と情報を共有する場合も同様である。

3-B.情報の公開に伴う責任
会報への掲載、集会での発表、ネット上での公開等に際しては、相談者が特定されないように配慮する。

4.自己決定権の尊重
メンバーは、相談者の自己決定権を尊重し、相談者の権利と利益を擁護する。

5.ネットワークの構築と自己研鑚
メンバーはVHO-netにて学びあい、他団体、関係機関、専門職とのネットワークの構築を目指し、ピアサポートの質の向上に向けて自己研鑚に努める。
(2020年10月1日制定)

PDF版では、参考資料を掲載しています。
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