関西学習会

関西学習会

関西学習会では、「多様な障がいや病気について、参加者同士で開示して理解を促進する」ことを柱として活動を進めています。学習会自体が、それぞれの団体の運営に関する問題を共有したり、より具体的な解決方法を共に考える場となっており、参加者同士が仲良く前進する礎ともなっています。

さて、関西学習会では、ありのままで自分らしく生きる事のできる地域社会の構築を目指し、医学教育に「患者の声を医療に組み込む」ことをテーマに、第2回より模擬発表を行ってスキルアップを目指し続けています。

第17回の模擬発表では、疾患よって問題となる「遺伝」については伏せた方がよいのか学ぶべきかで活発な議論が交わされ、第19回の視力障害者の発表では初めて聞く視力障害者の問題点や支援のポイントなどを興味深く聴講しました。

第18回、20回では運営における具体的なヒントとして、広報誌とリーフレットの作り方を学び、講師から技術面以外にも多くのことを学びました。その中でも、VHO自体が信頼の証となってきた今、各団体共通のシールをつくってはとの提案をいただき、さっそく事務局で採用していただきました!

第21回は、ここまでの集大成として、講演するときの注意点を7つのポイントとしてまとめました。

①与えられた時間を守る
②対象者を考える
③起承転結をつくる
④自分の言葉で自分の体験を語る
⑤辛かった話しも避けてはいけない
⑥苦言も臆せず言おう。

その他、会員の代弁をする、深刻な話は敢えてユーモラスに、1回限りと思って全力で話す。などといったものも挙げられています。話し方の工夫としては、対話や質問を入れてつかみを工夫する、マイクの持ち方や立つ姿勢にも気を付ける、自分の癖を知るなど。下を向いたまま原稿を棒読みするのはNG。しっかり頭に入れ、会場とアイコンタクトが取れると最高。話すスピードを考えて、その他、自分らしさを出すのも訓練、とのまとめとなりました。そして7つめは関西ならではのポイント・・・

⑦「笑いをとろうとしてはイケナイ」(必ずスベるので)

このポイントを活用し、模擬発表の技術向上に役立てたいと考えています。