公益社団法人 やどかりの里
団体名 公益社団法人 やどかりの里
会員名 常務理事 増田 一世
郵便番号 337-0043
住所 埼玉県さいたま市見沼区中川562
TEL 048-686-0494
FAX 048-747-7033
URL https://www.yadokarinosato.org/
E-mail honbu@yadokarinosato.org
団体の紹介
1.団体の目的

〇 精神科病院で長期にわたって社会的入院を続けている人たちを1人でも多く,地域社会での生活を実現すること.
〇 地域の中で孤立して暮らしている精神障害のある人や家族が,仲間や仕事,自分の居場所を見つけていくこと.
〇 精神疾患や精神障害についての理解を障害のある人,家族とともに推進していくこと.

2.活動概要

〇 心の健康に関する情報発信を行うために研修事業,研究事業,出版事業を精神障害のある人とともに行っています.
〇 精神科病院から退院した人たちが仲間と出会い,暮らしの場を得て,自分に合った仕事に従事するためのさまざまな支援を行っています.
〇 制度にはないけれど,地域で暮らし人たちにとって必要な支援や事業を創り出すこと,そのための資金調達を行っています.

▽主な活動内容
会員向け
総会,役員会,例会,交流会,学習会,電話相談,訪問相談,機関誌・会報の発行,ホームページ,SNS(Facebook・Twitterなど),書籍などの発行(所報やどかり )

会員以外向け
研修会,講演会,学習会,講師派遣,電話相談,訪問相談,ホームページ,SNS(Facebook・Twitter など),書籍などの発行,行政への働きかけ,疾病啓発活動(社会的認知度の向上),その他(地域雑誌「さいたま見沼よみさんぽ」年4回発行)

3.現在、会で重点的に取り組んでいること

〇 社会保障の後退が著しい中で,社会情勢とその背景にあることを学び,情報発信すること
〇 高齢化・重度化する障害のある人に対する地域支援態勢構築
〇 こころの健康が守られる地域社会づくりに向けてやどかりの里が果たすべき取り組みの検討
〇 関わる人たち1人1人が主人公として取り組む活動づくり

4.その他

(1).会のユニークな活動、ぜひ紹介したい活動など
精神障害のある人たちが多数働く出版社の経営をはじめ,地域の人たちに活用されるお弁当事業や喫茶店事業,リサイクル事業,農園事業など多彩な事業展開,地域に資する活動づくりを市内各所で行っていること.

(2).災害など緊急時の対策で、日ごろから注意していること
〇 法人内の危機管理対策委員会に防災部会を設置し,年間数回の171伝言ダイヤルや安否確認メールの訓練を実施.各所で年に1回~2回の避難訓練の実施.
〇 年に1回の職員の参集訓練の実施.

(3).VHO-netで活動していてよかったと思える事例
〇 東日本大震災の際には日本障害フォーラムでの支援活動にVHO-netでのつながりを生かして支援活動を行うことができた.
〇 他の疾患を学び,その回復や疾患をもちながら生きている実践と精神障害のある人たちの回復過程との共通性を意識したり,それぞれの特異性を学んだこと.
〇 さまざまな団体のリーダーとの出会いで,自分自身のリーダーシップのあり方を考える機会になった.