<活動レポート>

地域学習会 合同会議
17年度の活動を総括し18年度の取り組みを検討

2018年度のVHO-net地域学習会合同会議が1月21日、東京のファイザー株式会社アポロラーニングセンターで開催され、各地域学習会の活動報告や、新年度の活動や運営についての討議が行われましたのでご紹介します。

新しい取り組みや共通する課題を確認

活動報告では、ネットワークの拡大や後継者育成が、多くの地域に共通する課題であることがわかりました。一方、ウェブ会議の活用や、成果物の共有、また新しい運営委員の参加による活性化など、期待を感じさせる報告もあり、今後も情報を共有し、積極的に学び合う機会を大切にすることを確認しました。

■ 地域学習会の発表から

各地域学習会が、17年度の総括と18年度の企画発表を行い、地域別の議論などを経て承認されました。

北海道学習会
総括

北海道学習会を育てようという活動目標で学習会を開催。インターネットを活用する新しい団体の参加もあり、新旧の団体の長所や課題を話し合い、お互いに理解を深め、刺激も受けることができた。

展望

仲間を増やし、お互いの病気や障がいを理解し合い、日頃の活動やリーダーの悩みを分かち合いたい。悩みや活動状況を共有することで、それぞれの活動のヒントや原動力を得て元気になることを目指したい。

東北学習会
総括

社会資源の重要性や、患者自身が社会に対し問題提起する意義を確認。九州学習会とのウェブ会議も実施。一方、東北地方はエリアが広くアクセスも悪いので、ネットワークの拡大が課題

展望

社会へ問題提起するために、当事者や家族の現状を自分の言葉で語れるようにしたい。参加者も増やし学習会の活動を充実させ、難病や障がいに対する理解をすすめ、社会への啓発としていきたい。

関東学習会
総括

お互いの体験を尊重しながら、問題意識を共有し、主体的に運営にかかわる参加者も増えた。関西学習会を参考に参加団体一覧を作成し、講演のポイント チェックリストを活用することにより、充実した学習会となった。

展望

専門職による講演などを通し、医療者とのコミュニケーションや、より良い関係づくりを考えていきたい。またピアサポート事例検討を行い、ピアサポート活動のスキルアップを図りたい。

東海学習会
総括

「つながろう地元、ほりおこそう地元」をテーマに、立場を越えたピアサポートと住みやすい地域づくりを考え、場づくりとつながりづくりがようやく整ってきた。運営委員や地域世話人の継承が課題。

展望

引き続き立場を越えたピアサポートと住みやすい地域づくりを考えていきたい。多様な団体が混在するので、経験や社会資源などの情報共有は有意義で、つながりも意識できると期待する。

北陸学習会
総括

学習会により医療福祉制度や病気について理解し、また福井での学習会開催により、ネットワークを広げることもできた。運営委員の負担軽減や役割分担、後継者育成が課題。

展望

ファシリテーターの能力向上を目指す取り組みを予定。ファシリテーターの能力を身につけた、話し合いをリードできる進行役を増やし、グループワークを充実させていきたい。

関西学習会
総括

模擬講演や、ピアサポート、傾聴とストレスマネジメントの講演などを開催。講演のポイント チェックリストや患者講師情報リスト作成にも取り組んだ。新しい参加者や運営委員の確保が課題。

展望

患者講師情報リストの活用を広げたい。模擬講演による講演のスキルアップ、助成金や患者団体運営のノウハウの共有も継続したい。ピアサポートについての取り組み方を明確化したい。

四国学習会
総括

アクセスが悪くネットワークをつくりにくい環境の中で、限られた参加者、メンバーでの運営は厳しかった。知恵を出し合い、学ぶ場をつくる必要がある。

展望

多くのヘルスケア関連団体に後継者問題、会員の減少、資金難など課題は山積する。役割や意義など、ヘルスケア関連団体のあるべき姿を考えるとともに、今後は中・四国地域として、原点に戻って学習会の意義を考えていきたい。

九州学習会
総括

それぞれの団体の活動や体制、課題を聞き合うことにより、学びや気づきが得られた。東北学習会とウェブ会議を行い、災害対応の体験を共有することもできた。エリアが広く、新参加者が少ないのが課題。

展望

各団体の活動を振り返り、気づきを得て、今後の自分たちの活動に反映させることを目指す。リーダー同士のつながりを深めていきたい。

沖縄学習会
総括

県内のヘルスケア関連団体が少ない中で、参加団体、参加者を増やし、定着させるためにはどうしたらよいか、試行錯誤しながら進めてきた。一方、新運営委員が加わり、学習内容も変わり、ネットワークも広がった。

展望

地域でのつながりや広がりに重点を置きながら、新しい団体や医療・福祉関係機関の参加を促す。各団体の活動を学び合う取り組みや、医療職との向き合い方、ピアサポーターによる在宅支援なども考えていきたい。